共通テスト「情報I」のプログラミング対策:DNCLマスターへの道
DNCLとは?基本構文と特徴
DNCL(共通テスト手順記述標準言語)は、2025年度から始まる大学入学共通テスト「情報I」で使用される擬似言語です。この言語は、受験生の使用言語による有利不利をなくすために開発されました。
DNCLの主な特徴:
- 日本語で記述される
- Pythonに非常に近い構文
- 簡潔で理解しやすい
基本構文例:
- 条件分岐(if文)
もし x < 3 ならば:
x = x - 3
そうでなければ:
x = x / y
- 繰り返し(for文)
i を 1 から 10 まで 1 ずつ増やしながら繰り返す:
gokei = gokei + i
- 入力
nyuryoku = 【外部からの入力】
DNCLプログラミング問題例とステップバイステップ解説
問題例:1から10までの整数の和を計算し表示するプログラム
解答:
gokei = 0
i を 1 から 10 まで 1 ずつ増やしながら繰り返す:
gokei = gokei + i
gokei を表示する
ステップバイステップ解説:
gokei = 0
で合計を保存する変数を初期化i を 1 から 10 まで...
でループを開始- ループ内で
gokei = gokei + i
で合計に各数を加算 - ループ終了後、
gokei を表示する
で結果を出力
プログラミング初心者向けの図解
$$
\begin{array}{|c|c|}
\hline
\text{入力} & \text{処理} & \text{出力} \
\hline
- & \text{初期化: gokei = 0} & – \
& \downarrow & \
& \text{ループ: i = 1 から 10} & \
& \downarrow & \
& \text{計算: gokei = gokei + i} & \
& \downarrow & \ - & \text{表示: gokei} & \text{結果: 55} \
\hline
\end{array}
$$
DNCLを練習できるオンラインツール
残念ながら、現時点でDNCL専用の練習ツールは限られています。しかし、DNCLはPythonと非常に似ているため、以下のPython学習サイトを活用することをお勧めします:
- PyTerm(https://www.smartpy.jp/):DNCLとPythonの対応を学べるサイト
- Scratch(https://scratch.mit.edu/):ビジュアルプログラミングで論理的思考を養える
これらのツールを使って、プログラミングの基本概念を学びながら、DNCLの構文に慣れていくことができます。
共通テスト「情報I」まであと1年弱。今のうちからDNCLの基本を押さえて、プログラミング問題に備えましょう!
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